本日、ジョージ・オズボーン財務相は世界的に有名なノートン・モーターサイクルズ株式会社を訪問し、400万ポンド（約7億7千万円）の政府資金を含む750万ポンド（約14億5千万円）のプロジェクトについて公表しました。これにより、英国モーターバイク製造業の主要な後押しとなる200人の新しい実習生を含め、600人の新規雇用をサポートすることになるでしょう。

ノートン・モーターサイクルズ株式会社は、政府のランドマークである先進製造サプライチェーン・イニシアティブ(AMSCI: Advanced Manufacturing Supply Chain Initiative) から400万ポンドを授与されました。その基金は、ノートン社およびパーツ供給チェーン提携会社へ、以下の目的に使用される予定です。

• 次世代の技術実習生の訓練および、ノートン社およびパーツ供給チェーン提携会社へ人材供給をする為に、新しいブリティッシュ・モーターサイクル・マニュファクチャリング・アカデミー(BMMA)を設立する。
• 1万平方フィート規模の新しい製造工場を建設する。
• 英国で新しいクリーン・モーターサイクルエンジンを開発し、2年以内に新しい環境基準に適合したバイクの生産を目指す。

AMSCI 資金は、ノートン社に159の直接的仕事をもたらし、5年間に200人の実習生を含め、600人が直接的/間接的に仕事に携わる事が期待されます。

この投資は、ノートン社およびそのパーツ供給チェーン提携会社に、英国モーターバイク製造業の長期的な明るい未来をもたらし、失われたかつての技術を英国の製造業に復活させ、増大しつつある世界的需要に対応できるような助けになるでしょう。

ジョージ・オズボーン財務相は以下に述べています：

「我々は、技術や製造といった地域経済の中核となる能力をサポートし、イングランド中部地方が英国成長の場となる事を期待します。
「我々の長期経済計画は、ノートンのような成功的英国ブランドをバックアップすることです。彼らの600人の新規雇用および次世代の製造技術者への投資は、イングランド中東部の人々にとって偉大なニュースであり、英国に対する自信の表明です。」

訪問中、財務相はハンドメイドのモーターバイク組立てを行っている工場を見学し、エンジン部分に取り組んでいる技術者と実習生と対話しました。

ノートン社　会長ステュアート・ガーナー氏は、以下に述べています。

「ノートン社は、世界から崇敬される英国ブランドの象徴です。我々は過去6年間着実に進展し、信頼できる英国製モーターバイクを取り戻す事を可能にしました。人材育成と技術は我々の産業の鍵です。英国モーターバイク産業のために専門のアカデミーも定着し、持続可能な明るい未来がついに我々にもたらされるのです。」

「このように政府から製造業へ実質的サポートが得られるのは、大変心温まることです。英国民に産業を取り戻す自信を与え、仕事を創造し、忘れかけた技術を取り戻し、世界中への輸出を可能にします。これらすべてが、我々が偉大なサポートを受けつつ、堅実な基礎を取り戻すのを実感させてくれます。」

2015年8月3日

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